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アジアリゾートにおけるコンテンポラリーデザインの原点となったザ・バレ。未だその人気は衰えを知らない。オープンは2002年、当時、主流だった大型リゾートホテルが建ち並ぶヌサドゥアに、白を基調としたミニマムなデザインのブティックリゾートがオープン。これまでバリ王朝スタイルが、主流だったバリ島に衝撃を与えた。後にこのザ・バレが、バリ島のみならず、アジアリゾートの流れを大きく変える事となる。そのザ・バレに実際に宿泊し、建築デザインというハードの分野に、集点をあてルーツを探るべく、魅力をお届けする。

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エントランスからリゾートに足を踏み入れると、車道からの外観からは想像つかないほど敷地が広く、パブリックエリアに高低差があるため、おそらく敷地面積以上に広く感じられる事だろう。宿泊者はこういったスモール・ラグジュアリー・リゾートで、プライベートヴィラでの滞在をメインとしながらも、パブリックエリアのゆとりが、リラックスできる心地良い空間を演出してくれる。

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またザ・バレは『モダンな白いリゾート』と敬称されるが、いわゆるどこにでもある白いリゾートではない。ジョグジャカルタから運ばれたという高価な石材は、オフホワイトやベージュ、様々な色が入り交じり、日本でいえば大谷石のような立体感あるテクスチャーが、リゾート内に奥行き感と格調高い質感を与えている。

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またザ・バレの魅力のひとつ、石材を生かした白と、恵みの水をイメージした、リゾート内に広がるヴィヴィトなターコイズブルーのタイル。この2色の色彩は計らずとも『ザ・バレ』のアイコンとしての役割を備えている。このタイルは、今やバリ島のみならず、高級ヴィラのスタンダードになっているジャワ産の高価な石「バツーヒジョン」が使用されている。深い青緑が特徴で、太陽光の受け方により様々なブルーに変化する。ちなみに、昼食をレストラン・フェイシズでとったが、そこから見えるプールのこの青は目映く、鮮明に印象に残り、ザ・バレを強く印象付けるものとなった。

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そして夜になると、ザ・バレはよりいっそう美しい。
水の庭園がライトアップされ、パブリックエリアはクールでセクシーな空間へと変化する。木々が風に揺れる音、棚田状になったプールからこぼれ落ちる水の音が静かに鳴り響き、ザ・バレは光と影の陰影が幻想的なムードを醸し出していた。
余談になるが、ザ・バレに限らず、バリ島のどのリゾートも光と影の陰影が美しく、日本のような青白い蛍光灯の下で暮らす我々には、バリ島の『あかり』は、より『陰影の美』が強く感じられるだろう。
しかし、残念なのはパブリックエリアやヴィラのエクステリアに比べ、インテリアの家具などの質感が少し乏しく、大味感がある。またインテリアの印象をシンプルとも表現できるが、エクステリアのようなラグジュアリー感を感じさせる素材=マテリアルを使用できなかったのかと感じた。ただ、オープンから8年たった今も、頻度の高いリノベーションを行い、日々、進化しており、ザ・バレでの滞在は洗練された空間でのリゾートライフを期待できる。
ハード面を中心にレポートしたが、早朝、リゾート内に落ちている枯れ葉を、念入りに取り除く作業を行うスタッフの姿が、数多く見受けられた。リゾート内が白を基調としている為、スタッフのメンテナンスと掃除は大変だろう。またザ・バレのバトラーの笑顔は最高に素晴らしかった。ザ・バレはスタイリッシュなハードと、それをキープするスタッフ、笑顔でおもてなしをしてくれるホスピタリティが兼ね備わったリゾート。
気持ちが良く、心地よい、リラックスできるリゾート滞在となった。




Alila Ubud
アリラ・ウブド
1泊代金:19,000円 ~
Area: Indonesia:Bali
Viceroy Bali
ヴァイスロイ・バリ
1泊代金:49,000円 ~
Area: Indonesia:Bali
The Bale
ザ・バレ
1泊代金:49,000円 ~
Area: Indonesia:Bali
Mandarin Oriental Dhara Dhev
マンダリン・オリエンタル・ダラ・デヴィ
1泊代金:47,000円 ~
Area:Thailand
Anantara Golden Triangle
アナンタラ・ゴールデン・トライアングル
1泊代金:24,000円 ~
Area:Thailand